季語(読み仮名) | 例句 | 作者 |
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【夏】紫蘇(しそ) | もの書けるひと日は指を紫蘇にそめ | 橋本多佳子 |
【夏】紫蘇(しそ) | 紫蘇もんで日暮れ濃くなる鞍馬口 | 飯田龍太 |
【夏】紫蘇(しそ) | 紫蘇の根のいまだ濡れゐし飛騨朝市 | 井上 雪 |
【夏】紫蘇(しそ) | 島へゆく船の畳に紫蘇の束 | 吉田汀史 |
【夏】新生姜(しんしょうが(・・シヤウガ)) | 鮮明に朝がはじまる新生姜 | 上田五千石 |
【夏】新生姜(しんしょうが(・・シヤウガ)) | 新生姜はみ出て男の紙袋 | 鈴木邦子 |
【夏】新生姜(しんしょうが(・・シヤウガ)) | 追ひ抜いてゆきし荷台の新生姜 | 田中千代子 |
【夏】青山椒(あおざんしょう(アヲ・・セウ)) | 記紀の山いづれもかすみ青山椒 | 鷲谷七菜子 |
【夏】青山椒(あおざんしょう(アヲ・・セウ)) | わが採りて誰も採らぬ句青山椒 | 富安風生 |
【夏】青唐辛子(あおとうがらし(アヲタウ・・)) | 煮る前の青唐辛子手に久し | 日野草城 |