季語(読み仮名) | 例句 | 作者 |
---|---|---|
【夏】韮の花(にらのはな) | 神のみを信じて痩せぬ韮の花 | 伊藤通明 |
【夏】韮の花(にらのはな) | 陶屑の散らばる干場韮の花 | 関口 碧 |
【夏】韮の花(にらのはな) | 関守へ抜け道細し韮の花 | 熊本ふみ |
【夏】韮の花(にらのはな) | 韮の花「無」とのみ寺の告知板 | 伊藤通明 |
【夏】韮の花(にらのはな) | 自転車を川辺に立つる韮の花 | 藤田あけ烏 |
【夏】瓜(うり) | 瓜噛んで隣人のこえ好しとする | 小宅容義 |
【夏】瓜(うり) | たちまちに海の消えたる瓜畑 | 綾部仁喜 |
【夏】瓜(うり) | 瓜食めば旅のつづきの我家なる | 高橋睦郎 |
【夏】甜瓜(まくわうり(マクハ・・)) | まくは瓜をさなき息をあてて喰ふ | 木村蕪城 |
【夏】甜瓜(まくわうり(マクハ・・)) | まくは瓜戸口に冷す琴糸師 | 荏原京子 |