季語(読み仮名) | 例句 | 作者 |
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【夏】布袋草(ほていそう(・・サウ)) | 水牛の分けゆく布袋葵かな | 飴山 實 |
【夏】布袋草(ほていそう(・・サウ)) | 水漲つて父の火鉢にほてい草 | 畑 ゆき乃 |
【夏】蝦夷菊(えぞぎく) | 翠菊や妻の願はきくばかり | 石田波郷 |
【夏】孔雀草(くじゃくそう(・・サウ)) | 絹機を干す機屋あり孔雀草 | 黒沢宗三郎 |
【夏】月下美人(げっかびじん) | 月下美人呼ぶ人来ねば周章す | 中村汀女 |
【夏】月下美人(げっかびじん) | 月下美人羽を重ねて開きけり | 野澤節子 |
【夏】含羞草(おじぎそう(・・サウ)) | 含羞草いつも触れゆく看護婦あり | 石田波郷 |
【夏】含羞草(おじぎそう(・・サウ)) | 眠草眠りつくまで窓に置き | 神蔵 器 |
【夏】花魁草(おいらんそう(・・サウ)) | 村貧しおいらん草の目につきて | 清崎敏郎 |
【夏】花魁草(おいらんそう(・・サウ)) | めぐる蛾も花魁草も暮れにけり | 西岡荘人 |