季語(読み仮名) | 例句 | 作者 |
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【夏】裸(はだか) | 道元を考へてゐる裸かな | 伊藤白潮 |
【夏】裸(はだか) | 大いなる宇宙の中に裸かな | 中杉隆世 |
【夏】裸(はだか) | 父病んで裸拭きおる文化の日 | 大口元通 |
【夏】裸(はだか) | 裸にて世間の事をどうかうと | 如月真菜 |
【夏】裸(はだか) | すこしさびしき素裸のあぐらかな | 遠藤真砂明 |
【夏】裸(はだか) | 裸子がわれの裸をよろこべり | 千葉皓史 |
【夏】肌脱(はだぬぎ) | 老海女の片肌脱ぎて海を恋ふ | 竹中弘明 |
【夏】肌脱(はだぬぎ) | 肌脱をはゞからざりし母を恋ふ | 山本杜城 |
【夏】肌脱(はだぬぎ) | 客きたる肌ぬぎの肌入れて立ち | 渋沢渋亭 |
【夏】外寝(そとね) | 瓜の皮夜も黄なり外寝する人に | 山口青邨 |