季語(読み仮名) | 例句 | 作者 |
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【夏】花火(はなび) | 遠花火ふわりと世事を忘れけり | 長田日佐枝 |
【夏】花火(はなび) | 部屋中に旅装を解けり遠花火 | 澤田英夫 |
【夏】花火(はなび) | 遠花火闇より生れて海に散る | 五島高資 |
【夏】花火(はなび) | 遠花火さらに遠きが加はりぬ | 和田知子 |
【夏】花火(はなび) | 花火果てつねより深き闇のこる | 佐藤 愛 |
【夏】花火(はなび) | あぶな絵のやうな二階や揚花火 | 櫛原希伊子 |
【夏】花火(はなび) | 遠花火ひとりの茶碗洗ひをり | 谷口桂子 |
【夏】花火(はなび) | 灯を消して遠き花火をもてなしぬ | 和田知子 |
【夏】花火(はなび) | 間を置いて闇ととのへる揚花火 | 金子孝子 |
【夏】花火(はなび) | 父の下駄履く少年や揚花火 | 保田芳子 |