季語(読み仮名) | 例句 | 作者 |
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【夏】納涼(すずみ) | 我影を浅瀬に踏てすゞみかな | 蕪村 |
【夏】納涼(すずみ) | おこし絵に灯をともしけり夕涼 | 正岡子規 |
【夏】納涼(すずみ) | 丘の町下り果てゝ橋納涼かな | 河東碧梧桐 |
【夏】納涼(すずみ) | 靴脱いで蹠さびしき涼み舟 | 舘岡沙緻 |
【夏】納涼(すずみ) | 誘ひ立つ涼み床几の舞子たち | 後藤夜半 |
【夏】納涼(すずみ) | 月山の賽の河原に涼みゐる | 楠 節子 |
【夏】川床(かわゆか(カハ・・)) | 正座して川床の一番客であり | 山尾玉藻 |
【夏】川床(かわゆか(カハ・・)) | 床の灯のともりて風を呼びにけり | 磯 直道 |
【夏】登山(とざん) | 雲ふかき廻廊におく登山帽 | 岡田壮三 |
【夏】登山(とざん) | 踏む音の独りの刻の登山靴 | 吉村ひさ志 |