季語(読み仮名) | 例句 | 作者 |
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【夏】田草取(たくさとり) | 田草取立てば両手を外にひろげ | 加藤憲曠 |
【夏】草取(くさとり) | 雨のあくる日の柔らかな草をひいて居る | 尾崎放哉 |
【夏】藺刈る(いかる(ヰ・・)) | 少年の身丈に余る藺草負ふ | 桑原志朗 |
【夏】藍刈る(あいかる(アヰ・・)) | 藍擂れば擂り粉木も擂り鉢も藍 | 酒井英子 |
【夏】真菰刈る(まこもかる) | 真菰刈童がなむる舟漕げり | 水原秋櫻子 |
【夏】藻刈(もかり) | 舟溜藻刈りの舟も来て憩ふ | 能村登四郎 |
【夏】藻刈(もかり) | 藻刈舟ひとりが降りて川の中 | 小坂順子 |
【夏】虫篝(むしかがり) | 虫篝着火待つ間の昔語り | 龍神悠紀子 |
【夏】誘蛾燈(ゆうがとう(イウ・・)) | 誘蛾灯入江の闇を抱きにけり | 米沢吾亦紅 |
【夏】誘蛾燈(ゆうがとう(イウ・・)) | 鬱々と蛾を獲つつある誘蛾燈 | 阿波野青畝 |