季語(読み仮名) | 例句 | 作者 |
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【夏】夜濯(よすすぎ) | 入院待つ日々夜濯ぎを怠らず | 中野 弘 |
【夏】牛冷す(うしひやす) | 冷されて牛の貫禄しづかなり | 秋元不死男 |
【夏】牛冷す(うしひやす) | 牛いよよ漆黒となる冷やされて | 田辺ふゆ |
【夏】牛冷す(うしひやす) | 木も家もなき風景に冷し牛 | 宇咲冬男 |
【夏】馬冷す(うまひやす) | 洗ひ馬利根に三角波立つ日 | 村山古郷 |
【夏】馬冷す(うまひやす) | 噴煙のかくす夕日や馬冷す | 小路紫峡 |
【夏】馬冷す(うまひやす) | 大橋の影落つところ冷し馬 | 磯野充伯 |
【夏】水争(みずあらそい(ミヅ・・ソヒ)) | 提灯を胸につきつけ水喧嘩 | 西村果畝 |
【夏】水番(みずばん(ミヅ・・)) | 水番の莚の上の晴夜かな | 福田甲子雄 |
【夏】水番(みずばん(ミヅ・・)) | 水番の腹ごしらへをしてゐたり | 清水基吉 |