季語(読み仮名) | 例句 | 作者 |
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【夏】虫干(むしぼし) | 虫干に増えず減らざる母の衣 | 橋本美代子 |
【夏】虫干(むしぼし) | 我が生母となりし一書を曝しけり | 加藤三七子 |
【夏】虫干(むしぼし) | 虫干や二階に来れば近き山 | 大峯あきら |
【夏】日向水(ひなたみず(・・ミヅ)) | てゝら脱帯跡白し日南水 | 鬼貫 |
【夏】日向水(ひなたみず(・・ミヅ)) | 留守の戸に海女が汲み置く日向水 | 大橋敦子 |
【夏】行水(ぎょうずい(ギヤウ・・)) | 行水の女に惚れる鴉かな | 高浜虚子 |
【夏】行水(ぎょうずい(ギヤウ・・)) | 行水や児がつかみをる瓜の蔓 | 大森桐明 |
【夏】行水(ぎょうずい(ギヤウ・・)) | 行水の砂美しき盥かな | 星野高士 |
【夏】夜濯(よすすぎ) | 夜濯や島に一つの門徒寺 | 大峯あきら |
【夏】夜濯(よすすぎ) | 夜濯ぎや育児休暇の父若き | 鳥羽碧香 |