季語(読み仮名) | 例句 | 作者 |
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【夏】土用蜆(どようしじみ) | 小人閑居土用蜆の小粒なる | 井桁衣子 |
【夏】冷房(れいぼう(・・バウ)) | 冷房車大河に沿ひてすぐ離る | 岡本 眸 |
【夏】冷房(れいぼう(・・バウ)) | 冷房にゐて欲しきものみな忘る | 村松いく |
【夏】冷房(れいぼう(・・バウ)) | 冷房車芭蕉は草鞋履きの旅 | 山畑禄郎 |
【夏】花氷(はなごおり(・・ゴホリ)) | 駅たのし山を廻らせ花氷 | 松裏薙世 |
【夏】氷室(ひむろ) | 水の奥氷室尋る柳哉 | 芭蕉 |
【夏】氷室(ひむろ) | 恋ひとつ氷室に閉ぢて帰りけり | 金久美智子 |
【夏】岐阜提灯(ぎふちょうちん(・・チヤウ・・)) | 野良にゐる姉を手伝ふ岐阜提灯 | 原田ゆふべ |
【夏】虫干(むしぼし) | 虫干やつなぎ合はせし紐の数 | 杉田久女 |
【夏】虫干(むしぼし) | 青春の貧はよかりし曝書かな | 新明紫明 |