季語(読み仮名) | 例句 | 作者 |
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【夏】青田(あおた(アヲタ)) | 青田青し父帰るかと瞠るとき | 津田清子 |
【夏】青田(あおた(アヲタ)) | 青田より青田へ飛騨の水落す | 島田妙子 |
【夏】田水沸く(たみずわく(・・ミヅ・・)) | 伊佐沼のつづきの田水沸きにけり | 藤田あけ烏 |
【夏】田水沸く(たみずわく(・・ミヅ・・)) | 標高が六百メートル田水沸く | 谷 満知子 |
【夏】田水沸く(たみずわく(・・ミヅ・・)) | 安来節安来の田水沸けるころ | 大橋敦子 |
【夏】海の記念日(うみのきねんび) | 海の記念日散りたる父の若きかな | 古賀まり子 |
【夏】原爆忌(げんばくき) | 拭いてすぐ曇る眼鏡や原爆忌 | 伊藤仙女 |
【夏】原爆忌(げんばくき) | 鎮魂の火の穂短かし広島忌 | 藤井艸眉子 |
【夏】原爆忌(げんばくき) | 十一時二分わたしの祷り長崎忌 | 山崎芳子 |
【夏】原爆忌(げんばくき) | 原爆忌の睡り誘ふ夜風欲し | 楠本憲吉 |