季語(読み仮名) | 例句 | 作者 |
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【夏】水無月(みなづき) | 闇よりも暁くるさびしさ水無月は | 野澤節子 |
【夏】七月(しちがつ(・・グワ・・)) | 七月の青嶺まぢかく溶鉱炉 | 山口誓子 |
【夏】七月(しちがつ(・・グワ・・)) | 七月の霧流れ込む鍛冶場の火 | 高橋洋一郎 |
【夏】七月(しちがつ(・・グワ・・)) | 七月や既にたのしき草の丈 | 日野草城 |
【夏】七月(しちがつ(・・グワ・・)) | 七月の嶺の底なる津和野かな | 浅井浚一 |
【夏】七月(しちがつ(・・グワ・・)) | 七月や予感はいまも草の中 | 大坪重治 |
【夏】小暑(しょうしょ(セウ・・)) | 部屋ぬちへ小暑の風の蝶ふたたび | 皆吉爽雨 |
【夏】梅雨明(つゆあけ) | 梅雨明を信じ巣につく樅の鳩 | 秋光泉児 |
【夏】梅雨明(つゆあけ) | 一日のどしや降りに梅雨終りけり | 佐藤 忠 |
【夏】梅雨明(つゆあけ) | 海より梅雨明けてはためく安全旗 | 有賀辰見 |