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| 季語（読み仮名） | 例句 | 作者 |
|---|---|---|
| 【夏】枇杷（びわ（ビハ）） | 夕星や取る子もなくて枇杷熟るる | 北見弟花 |
| 【夏】枇杷（びわ（ビハ）） | やはらかな紙につつまれ枇杷のあり | 篠原 梵 |
| 【夏】枇杷（びわ（ビハ）） | 灯や明し独り浴後の枇杷剥けば | 石塚友二 |
| 【夏】さくらんぼ（さくらんぼ） | 桜桃のこの美しきもの梅雨の夜に | 森 澄雄 |
| 【夏】さくらんぼ（さくらんぼ） | さくらんぼ赤子に一語生まれけり | 曽根澄子 |
| 【夏】さくらんぼ（さくらんぼ） | 硝子器の底はや見えてさくらんぼ | 藤南桂子 |
| 【夏】南瓜の花（かぼちゃのはな） | 日向海鳴りすでに南瓜の花盛り | 穴井 太 |
| 【夏】南瓜の花（かぼちゃのはな） | 舟小屋のうしろ日陰の花南瓜 | 上村占魚 |
| 【夏】南瓜の花（かぼちゃのはな） | 病妻のこのごろ元気花かぼちゃ | 石田玄祥 |
| 【夏】南瓜の花（かぼちゃのはな） | なんきんの花いまどきの子沢山 | 小川匠太郎 |