季語(読み仮名) | 例句 | 作者 |
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【夏】苔の花(こけのはな) | 苔の花踏むみささぎの松鳴るに | 高井北杜 |
【夏】苔の花(こけのはな) | 仏ともただの石とも苔の花 | 森本林生 |
【夏】桜の実(さくらのみ) | 吹き降りの眉山に熟れて桜の実 | 林 徹 |
【夏】桜の実(さくらのみ) | 茶の作法とんと知らずよさくらの実 | 星野麥丘人 |
【夏】桜の実(さくらのみ) | 滾々と姥子の捨湯さくらの実 | 野沢節子 |
【夏】桑の実(くわのみ(クハ・・)) | 野桑熟れ親指ほどの円空仏 | 吉田汀史 |
【夏】桑の実(くわのみ(クハ・・)) | 桑の実に少年の日の雨が降る | 佐野鬼人 |
【夏】桑の実(くわのみ(クハ・・)) | 柵に打つ牛の表札桑苺 | 鈴土郁子 |
【夏】桑の実(くわのみ(クハ・・)) | 遠回りして山桑の熟るる頃 | 岩田一止 |
【夏】桑の実(くわのみ(クハ・・)) | 一粒の桑の実くれし子の真顔 | 中村茅女 |