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| 季語（読み仮名） | 例句 | 作者 |
|---|---|---|
| 【夏】亀の子（かめのこ） | 砂やさし日和佐の浜に亀生るる | 由比周子 |
| 【夏】濁り鮒（にごりぶな） | 比良山の残照ながし濁り鮒 | 服部美矢子 |
| 【夏】夏蚕（なつご） | 夏蚕村秩父一揆を語りつぎ | 河野多希女 |
| 【夏】夏蚕（なつご） | 人の世の音消して透く夏蚕かな | 立原修志 |
| 【夏】螢（ほたる） | 死に急ぐなと蛍に水吹いて | 鈴木真砂女 |
| 【夏】螢（ほたる） | 蛍火の寺にあらたな闇育つ | 石 寒太 |
| 【夏】螢（ほたる） | 蛍火やひとりの家に湯が沸いて | 菅原鬨也 |
| 【夏】螢（ほたる） | 目の前の蛍と別に旧山河 | 伊藤白潮 |
| 【夏】螢（ほたる） | 死蛍夜はうつくしく晴れわたり | 宇多喜代子 |
| 【夏】螢（ほたる） | ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜 | 桂 信子 |