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| 季語（読み仮名） | 例句 | 作者 |
|---|---|---|
| 【夏】糸取（いととり） | 糸を取る小窓あかりに鍋を置き | 久世きよ子 |
| 【夏】螢狩（ほたるがり） | 母の手を握りづめなり蛍狩 | 阿部子峡 |
| 【夏】螢狩（ほたるがり） | 蛍狩して魂を置いてきぬ | 関戸靖子 |
| 【夏】螢狩（ほたるがり） | 蛍狩もののはじめのなべて闇 | 辻 美奈子 |
| 【夏】螢狩（ほたるがり） | 身の中のまつ暗がりの蛍狩り | 河原枇杷男 |
| 【夏】螢狩（ほたるがり） | 蛍狩うしろの闇へ寄りかかり | 正木ゆう子 |
| 【夏】螢籠（ほたるかご） | 蛍籠昏ければ揺り炎えたたす | 橋本多佳子 |
| 【夏】螢籠（ほたるかご） | 螢籠水にかざしてひとりかな | 中島紅からす |
| 【夏】御田植（おたうえ（･･ウヱ）） | 御田植の酒の泡ふく野風かな | 白雄 |
| 【夏】御田植（おたうえ（･･ウヱ）） | 住吉や雨の華やぐ御田植 | 座間友子 |