季語(読み仮名) | 例句 | 作者 |
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【夏】入梅(にゅうばい(ニフ・・)) | 大寺のうしろ明るき梅雨入かな | 前田普羅 |
【夏】入梅(にゅうばい(ニフ・・)) | 凡の墨すりて香もなし梅雨の入り | 及川 貞 |
【夏】入梅(にゅうばい(ニフ・・)) | 父母の忌に続く妻の忌梅雨に入る | 北村聖火 |
【夏】入梅(にゅうばい(ニフ・・)) | 薬草の大きな袋梅雨に入る | 坂井あかり |
【夏】入梅(にゅうばい(ニフ・・)) | 樹も草もしづかにて梅雨はじまりぬ | 日野草城 |
【夏】入梅(にゅうばい(ニフ・・)) | 鹿の斑のかそけき梅雨に入りにけり | 野中亮介 |
【夏】夏至(げし) | けふ夏至の山を離るる漢たち | 中村苑子 |
【夏】夏至(げし) | 木曾馬の遊びて夏至となりにけり | 森田 峠 |
【夏】夏至(げし) | 夏至の夜やジンとバッハとあと余白 | 藤田弥生 |
【夏】夏至(げし) | 思想までレースで編んで夏至の女 | 伊丹公子 |