季語(読み仮名) | 例句 | 作者 |
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【夏】六月(ろくがつ(・・グワ・・)) | 六月のわが隠れ場に河馬を飼ふ | 高島さつ子 |
【夏】六月(ろくがつ(・・グワ・・)) | 山毛欅の樹の水を吸ふ音六月来 | 平野無石 |
【夏】六月(ろくがつ(・・グワ・・)) | 六月の砂浜に逢ふ人もなく | 星野高士 |
【夏】六月(ろくがつ(・・グワ・・)) | 六月の花のさざめく水の上 | 飯田龍太 |
【夏】芒種(ぼうしゅ(バウ・・)) | 芒種けふ半月にして瑞瑞し | 古賀まり子 |
【夏】芒種(ぼうしゅ(バウ・・)) | 竹山の雨となりたる芒種かな | 星野麥丘人 |
【夏】芒種(ぼうしゅ(バウ・・)) | 木の穴にをとこを祀る芒種かな | 藤田あけ烏 |
【夏】芒種(ぼうしゅ(バウ・・)) | 海に月しらじら映ゆる芒種かな | 夏井いつき |
【夏】芒種(ぼうしゅ(バウ・・)) | 吾子の墓守り三十年芒種かな | 伊東テル子 |
【夏】入梅(にゅうばい(ニフ・・)) | 十藥の花まづ梅雨に入りにけり | 久保田万太郎 |