季語(読み仮名) | 例句 | 作者 |
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【夏】蚕豆(そらまめ) | そら豆はまことに青き味したり | 細見綾子 |
【夏】蚕豆(そらまめ) | そら豆剥き終らば母に別れ告げむ | 吉野義子 |
【夏】蚕豆(そらまめ) | そらまめの葉裏空色招堤寺 | 沢木欣一 |
【夏】蚕豆(そらまめ) | 茹でたてのそら豆と風ありにけり | 山浦美代子 |
【夏】麦(むぎ) | 子は母と麦の月夜のねむい径 | 長谷川素逝 |
【夏】麦(むぎ) | 旅の顔上げて穂麦の風埃 | 村沢夏風 |
【夏】麦(むぎ) | 燕麦の白々熟るるこよひ泊つ | 山口青邨 |
【夏】麦(むぎ) | 麦熟れて島の明るさ広げたり | 石井美恵子 |
【夏】麦(むぎ) | キリストの奇蹟を信ず麦は穂に | 長田 等 |
【夏】黒穂(くろほ) | 黒穂抜く島の真昼は気だるくて | 鈴木真砂女 |