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| 季語（読み仮名） | 例句 | 作者 |
|---|---|---|
| 【夏】新緑（しんりょく） | 浅間昏れ肩にみどりの闇重し | 森 總彦 |
| 【夏】新緑（しんりょく） | 竹伐りて深緑毫も損なはず | 村上冬燕 |
| 【夏】新緑（しんりょく） | 新緑の雨古靴と古鞄 | 小出秋光 |
| 【夏】新緑（しんりょく） | 深緑の山が吐き出す荒神輿 | 後藤軒太郎 |
| 【夏】楠若葉（くすわかば） | 城垣の石がせり出す楠若葉 | 清水弓月 |
| 【夏】楠若葉（くすわかば） | 楠若葉即非の大字吹き通す | 志城 柏 |
| 【夏】若楓（わかかえで（･･カヘデ）） | 廊わたる尼袖あはせ若楓 | 飯田蛇笏 |
| 【夏】若楓（わかかえで（･･カヘデ）） | 由良谷へ水はしり落つ若楓 | 羽田岳水 |
| 【夏】若楓（わかかえで（･･カヘデ）） | 憂き顔の一休像や若楓 | 柊 愁生 |
| 【夏】若楓（わかかえで（･･カヘデ）） | 洩るる日もこぼす光も若楓 | 三村純也 |