季語(読み仮名) | 例句 | 作者 |
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【夏】代掻(しろかき) | 硫黄の湯噴くやむせびて田掻牛 | 水原秋櫻子 |
【夏】代掻(しろかき) | 代掻きの押しくる水の匂ひけり | 加藤百合子 |
【夏】代掻(しろかき) | 代掻を見る途中より途中まで | 立岩利夫 |
【夏】代掻(しろかき) | 地に上がる勢い残り田掻牛 | 森田智子 |
【夏】豆植う(まめうう) | 西鶴も蒔きし刀豆われも蒔く | 山口青邨 |
【夏】豆植う(まめうう) | 年寄れば五箇山よしと豆を蒔く | 新井徳子 |
【夏】茄子植う(なすうう) | 茄子を植ゑをり増水の鈴鹿川 | 藤田あけ烏 |
【夏】茄子植う(なすうう) | 茄子植ゑて還暦三日過ぎにけり | 淵脇 護 |
【夏】甘藷植う(かんしょうう) | 腹這ひとなり藷を挿す吉野山 | 阿波野青畝 |
【夏】菜殻火(ながらび) | ざうざうと海霧鳴る菜種刈りゐたり | 宮岡計次 |