季語(読み仮名) | 例句 | 作者 |
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【夏】新茶(しんちゃ) | 生きて居るしるしに新茶おくるとか | 高浜虚子 |
【夏】井戸替(いどがえ(・・ガヘ)) | 飛火野や帝陵近く井を晒す | 宮武寒々 |
【夏】井戸替(いどがえ(・・ガヘ)) | 井戸浚まづ電球を下ろしたる | 永方裕子 |
【夏】井戸替(いどがえ(・・ガヘ)) | 井戸替へを見てをり鶏の歩きをり | 鈴木智子 |
【夏】苗売(なえうり(ナヘ・・)) | 眠さうな苗売の声樹をくぐり | 廣瀬直人 |
【夏】麦刈(むぎかり) | 麦刈て近江の湖の碧きかな | 石井露月 |
【夏】麦刈(むぎかり) | 麦刈りて墓の五六基あらはるる | 細見綾子 |
【夏】麦扱(むぎこき) | 麦こきの終りし月に茶を入るる | 石 昌子 |
【夏】麦藁(むぎわら) | 離宮内にて麦藁を焚く猛火 | 山口誓子 |
【夏】代掻(しろかき) | 田掻せる泥の姿や五島牛 | 阿波野青畝 |