季語(読み仮名) | 例句 | 作者 |
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【夏】天道虫(てんとうむし(・・タウ・・)) | てんと虫一兵われの死なざりし | 安住 敦 |
【夏】天道虫(てんとうむし(・・タウ・・)) | 天道虫けふは寝墓に来てねむる | 大島民郎 |
【夏】天道虫(てんとうむし(・・タウ・・)) | 北へ吹く風あり天道虫の飛ぶ | 今井杏太郎 |
【夏】穀象(こくぞう(・・ザウ)) | 穀象といふ虫をりて妻泣かす | 山口波津女 |
【夏】穀象(こくぞう(・・ザウ)) | 穀象を夢の中まで歩ませて | 杉山岳陽 |
【夏】瓜蠅(うりばえ(・・バヘ)) | 印籠にうりばえの来てとまりけり | 松瀬青々 |
【夏】斑猫(はんみょう(・・メウ)) | 案内僧斑猫の気を損ねけり | 鈴木栄子 |
【夏】斑猫(はんみょう(・・メウ)) | みちをしへ富士には隠れ道はなし | 平畑静塔 |
【夏】斑猫(はんみょう(・・メウ)) | 仏縁のつかずはなれず道をしへ | 保田 晃 |
【夏】斑猫(はんみょう(・・メウ)) | みちをしへいくたび逢はば旅はてん | 高橋睦郎 |