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| 季語（読み仮名） | 例句 | 作者 |
|---|---|---|
| 【夏】夏の蝶（なつのちょう（･･テフ）） | ヴィーナスの臍深くして夏の蝶 | 福島壺春 |
| 【夏】夏の蝶（なつのちょう（･･テフ）） | 夏蝶や食細き子の長睫毛 | 神田綾美 |
| 【夏】夏の蝶（なつのちょう（･･テフ）） | 遠く来て夢二生家の黒揚羽 | 坪内稔典 |
| 【夏】夏の蝶（なつのちょう（･･テフ）） | 縁側は家内か外か黒揚羽 | 宇多喜代子 |
| 【夏】夏の蝶（なつのちょう（･･テフ）） | さきぶれは黒揚羽蝶彼が来る | 熊谷愛子 |
| 【夏】火取虫（ひとりむし） | 幽明へおつる音あり灯取虫 | 飯田蛇笏 |
| 【夏】火取虫（ひとりむし） | 山風に闇な奪られそ火取虫 | 原 石鼎 |
| 【夏】火取虫（ひとりむし） | よべの火蛾掃きて看護婦交替す | 竹本白飛 |
| 【夏】火取虫（ひとりむし） | 火取虫男の夢は瞑るまで | 能村登四郎 |
| 【夏】火取虫（ひとりむし） | 一灯もなき山中の火取虫 | 檜 紀代 |